粋な中年を目指したい日記

健康、体形維持、運動、食事、ファッション、お洒落など幅広くジャンルをかまわず…思い立った事を好きなように書き綴って行きます。

地球で一番寒い村 ロシア オイミャコン

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NHK 地球イチバンより

一面の銀世界、地球で一番寒い村 ロシア オイミャコン・・記録された最低気温-71.2度、北極よりもエベレスト山頂よりも寒い場所なんです。・・冬の平均気温は-45度、冷凍庫の中で暮らしているって事ですね。

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オイミャコンに一番近い都市、ヤクーツク(モスクワ~飛行機で)でも魚屋さんはこのとおり・・天然のフリーザーって感じですね。

車は凍った川の上を走ります。川幅は4キロ、冬の間だけ使える ”氷のハイウェー” です・・しかしチェーンなど付けづに快調に走ります。
実は、凍った路面が滑るのは、タイヤの圧力や摩擦熱で氷の表面が溶けて水の膜が出来るからなんです。・・つまり氷点下30度以下になりますと氷が溶けない・・だからスリップしない。

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ヤクーツクからオイミャコンまで800キロ、1000m級の山々を越えた盆地がオイミャコンです。・・標高740m、周囲を山に囲まれています。
1.雪はサラサラで握れません・・雪合戦、雪だるま、もかまくらも作れません。
2.タイヤと同じ原理でスケートは滑りません・・スケートは春からのスポーツです。
3.学校は、低学年-52度、全校-56度で休校・・子供たちの健康を思えばもっと基準を緩めたいのですが-45度で学校を休みにすると半年以上休校になってしまう為です。
4.洗濯物はすぐ凍ってしまって水分は表面に氷として付きます。それを掃えばOK、凍らせて叩く!

オイミャコンは、なんで寒いのか?
内陸地は日本でも寒いですよね。それに盆地なんです・・冷たい空気は重たい盆地に溜まり、冷たい空気の 「冷気湖」 に沈んだ村がオイミャコンなんですね。

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極限の寒さの中で、なぜ人は生きてこられたのか?
1.「ヤクート馬」 まるまると太り、防寒に適した長いフサフサの毛、分厚い皮下脂肪-60℃なんてへっちゃら・・ヤクート馬は、真冬でも餌を与える必要はありません・・自分で雪を掘って草を探し出して食べるのです・・このヤクート馬のおかげで毛皮や肉に不自由する事無く人々は生活できたのです。

2.「水」 です。・・川も井戸も凍りつくんですが・・川底から温水が湧いて凍らない川が近くにあるんです。・・冬でも使える水があったから人はここで暮らす事が出来たんですね。・・実は地元の言葉で 「オイミャコン=凍らない水」 なんです。

■それとオイミャコンは、「長寿の村」 なんです。ソビエト時代には平均寿命2位になった事も・・実は村にはお年寄りを守る仕組みがあるのです。

■村の伝統としてお年寄りを大切にするシステムなんですね・・この-50℃の極寒の地オイミャコンですが日本のお年寄りよりずっと幸せに見えるんですけど。

 

 

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