管理人がかつて勤めていた会社は、業界6位といったところだろうか…中堅企業だ。トップ3には営業力では歯が立たない。
営業マンの工夫、商品の組合せ、提案で勝負している管理人は、何度も見えない神の手に敗れ去った。神の手とは…
・系列の壁
・資本提携
・銀行
・政治家
・CMスポンサー
…などあらゆる場所に張り巡らされている。
例を一つ上げよう…亀井静香が自民党を離れたタイミングで全日空の担当者を訪ねた…
管理人：「そろそろ体制の見直しを検討できるのでは」
担当者：「いや…自民党を離れてもまだまだ亀井先生の影響はバカにできません」
…といった具合だ。
完全に勝ったと思ったコンペに呆気なく負ける。1ヶ月後確認に行くと管理人が考えた提案が採用されている。腹を立ててもしょうがない。諦めではなく、こんな事はよくある事だ。
当て馬にされるケースも多々ある
先方担当者が上司へのいい訳の為、形ばかりのコンペを開くケースだ。出来レースで初めから勝者は決まっている。
悔しがっても仕方がない。次は自分が出来レースを仕込めばいい事だ。
営業は結果だ…
どれだけ時間をかけたか
良い提案を作ったか
担当者と意思疎通をしたか
…こんな事は関係ない…受注、契約に結びつかなければ ”0” 。
逆にどんな姑息な手を使っても受注、契約に結び付けば総取りの ”100％” 。だから相手も総力戦で来る。プロセスなどは関係ない。使えるものは何でも使ってくる。
姑息なテクニック（その1）
トップ3に対して何度か鼻を明かしたことがある。その手法は何個かあるが本日はその一つを紹介しよう。
営業力ではとてもかなわないので ”お上の力” を借りる。
警察、消防、市役所、県庁、各省庁などに行きコメントを取ってくる。「〇〇振興課の〇〇様の話では…」とするのだ。これが結構戦える。実際に話した人間が、それこそアルバイトでもパートさんでもいい。…嘘ではない。
提案書にも「〇〇署 地域振興課の見解」とか書き込んだことも何度もあった。受注、契約してしまえばこっちのもの…あとはどうにかなる。
営業は結果だ！…こういう事を20年以上してきた事により、管理人のようなひねくれた人間が出来上がったのだろう。
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